多発性円形脱毛症
多発性円形脱毛症とは
多発性円形脱毛症とは、頭部に複数の円形や楕円形の脱毛斑が同時に現れる脱毛症のことです。単発の円形脱毛症よりも範囲が広がりやすく、複数の部位で抜け毛が進むのが特徴です。突然まとまって毛が抜け落ちることも多く、精神的な負担が大きくなることがあります。原因は一つではないと考えられており、自己免疫の異常やストレスとの関係が指摘されています。進行の仕方には個人差があり、自然に回復する場合もあれば、慢性的に続くこともあります。
多発性円形脱毛症の症状
多発性円形脱毛症では、頭皮のあちこちに境界がはっきりとした脱毛斑が複数出現します。毛が抜けた部分は円形または楕円形になり、地肌が露出している状態です。症状が進むと小さな脱毛斑同士がつながり、より大きな範囲が脱毛することもあります。また、毛根が弱っていると抜けた髪の先端が細く、状態によっては爪に凹凸が見られることもあります。症状は急激に悪化することもあれば、少しずつ広がることもあり、予測が難しいタイプの脱毛症です。
多発性円形脱毛症と西洋医学
西洋医学では、多発性円形脱毛症は自己免疫の異常によって毛包が攻撃され、毛の成長が止まってしまう状態と考えられています。治療としては、ステロイドの外用や注射、免疫抑制剤など、毛包への過剰な免疫反応を抑えることを目的とした方法が用いられます。また、症状の広がりや進行度によって治療の選択が変わり、必要に応じて血液検査で免疫やホルモンの状態を確認します。ストレスや生活環境も悪化要因とされるため、体全体の状態を整えることも治療の一部と考えられています。
多発性円形脱毛症の鍼灸治療
鍼灸では、多発性円形脱毛症を「体のバランスの乱れ」、特に自律神経や免疫機能の不調和として捉え、全身の巡りを整えることを大切にしています。急なストレスや疲労が続くと、体の防御反応がうまく働かず、毛が育ちにくい状態になる場合があるため、心身のケアを重視します。
施術では、頭皮だけでなく全身の気血の巡りを整え、自律神経が乱れにくい状態づくりを意識したアプローチを行います。こうした全身施術により、頭皮環境が健やかな方向へ向かいやすくなる方もいらっしゃいます。
また、薬を使わない鍼灸は、副作用の心配が比較的少なく、身体への負担を抑えながら続けられる点が特長です。費用面でも取り入れやすいケースが多く、自然なケアを希望される方にとって選びやすい方法のひとつです。
多発性円形脱毛症は、体質や生活背景により経過が異なるため、施術は一人ひとりに合わせて調整します。継続的に身体のバランスを整えていくことで、脱毛部位の変化をゆっくりと感じられる方もおり、自然な回復をサポートする役割が期待できます。
お気軽にご相談ください
当院では、患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。頭皮鍼の専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。


