M字ハゲ(生え際後退)
M字ハゲ(生え際後退)とは
M字ハゲとは、額の生え際が左右のこめかみ部分から後退し、アルファベットの「M」の形のように見える薄毛の状態を指します。特に男性に多く見られますが、女性でもストレスやホルモンバランスの影響で起こるケースがあります。
多くの場合、ホルモンや遺伝が関与しており、ゆっくりと進行していきます。本人が気づきにくい初期段階から、鏡を見ると生え際がスッと後ろに下がって見えるようになり、徐々に変化がはっきりしていくのが特徴です。
M字ハゲの症状
M字ハゲの症状は、まず生え際の髪が細くなり、コシがなくなっていくところから始まります。髪をセットしても前髪が決まりにくくなり、「風が吹くと地肌が見える」「昔よりおでこが広がった気がする」といった変化を感じる人が多いです。
その後、こめかみのラインが徐々に後退しはじめ、左右の生え際の後退が進むほどM字型が明確になります。進行が早い人の場合、数ヶ月〜数年で見た目の印象が大きく変わることもあります。
M字ハゲと西洋医学
西洋医学では、M字ハゲの主な原因として男性ホルモン(DHT)の影響が挙げられています。そのため、DHTの働きを抑える内服薬や、発毛を促す外用薬が一般的な治療として使われます。
これらの薬は「脱毛を抑える」「毛を太くする」といった作用があり、継続することで一定の改善が期待できます。ただし、効果の出方には個人差があるため、早めに医療機関で相談することが推奨されています。
M字ハゲの鍼灸治療
鍼灸では、M字の薄毛に関わりやすい「血流の不足」や「ストレスが続くことで起こる自律神経の乱れ」に着目して施術を行います。生え際まわりの巡りが整っていくと、毛根に必要なものが届きやすい状態になり、弱りやすい部分を支えやすくなります。
さらに、鍼灸の特徴として、頭だけでなく体全体を見ながら調整していく点があります。全身の巡りや緊張を整えることで、ホルモンやストレス反応の偏りが落ち着きやすくなり、薄毛が進行しにくい状態をめざす流れを作りやすくなります。
薬のような速い変化を求める施術ではありませんが、続けていく中で「抜けにくく感じる」「髪が立ち上がりやすくなる」といった変化に気づく方もいます。副作用の心配が少なく、自然なかたちで発毛環境を整えていきたい方にとって取り入れやすい方法です。
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当院では、患者さまの症状や状態を総合的に評価し、最適な治療プランを提供します。鍼灸治療を含むさまざまなアプローチを用いて、患者さまの症状の緩和や生活の質の向上に努めます。頭皮鍼の専門的な知識と経験豊富なスタッフが、患者さまの健康をサポートします。まずはお気軽にご相談ください。


